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| 19−1 区域ごとの作業の方法(区域ごとの清掃、消毒用具の区画) |
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病原微生物による汚染の可能性の度合いを考え、清潔管理のため、清掃の立場に立ち、高度清潔・清潔・準清潔・一般清潔・汚染管理・一般・一般汚染拡散防止区域などを7区分し、ゾーニングを明確にすることで単
に強毒性の病原菌の予防目的だけではなく、弱毒性の細菌による感染を事前に防ぎ、その拡散と伝播を防止、他のゾーンに汚染の影響を与えないようにカラーゾーニングを基本とします。 |
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| 19−2 清潔区域及び感染症患者の病室清掃方法 |
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清潔区域・感染症病室では消毒剤を使用した殺菌的な清拭が必要であり、このとき重要なのは、耐性菌をいかに減らす清掃作業をするかが決め手です。
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作業時は手袋・大型マスク・帽子・長袖のシャツ・長ズボン着用し、作業開始直前に履物の上から清潔なカバ一を履きます。雑巾を使用するときは厚手のゴム手袋を着用します。清掃作業では一般にゴーグルは不要です。 |
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A |
清拭するとき、モップまたは雑巾を往復させないことが好ましい作業と言えます。このような拭き方をすると、一旦、拭き取った汚染を再び塗りつける結果となり、汚染をかえって広げる場合があります。清拭するときは一方向へ拭き切りにしていくことが重要です。 |
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B |
拭く順序は風上より風下側へ、また、部屋の奥から出入り口の方向へと拭いていくのが正しい方法です。例えば、空調設備のある部屋では空気の吹出し口より吸込口へ、または部屋の出入り口への方向へと清拭作業を進めます。ただし、危険な感染症の微生物によって汚染されていることがハッキリしている場合は、手前から拭いていき、感染しないように注意します。実際、このようなことは滅多にありません。 |
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C |
清拭中は壁や手すりなどに素手で触れないよう注意するとともに、清拭の済んだ場所を再び踏んだり、触ったりしては行けません。また、足カバ一を汚さないように注意してください。 |
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D |
床へ落とした雑巾は、決して拾って使ってはいけません。 |
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E |
手術台、ストレッチャー・ベッド、その他の医療機器を清拭するときは、消毒液に雑巾を十分浸し、軽く絞って清拭します。このとき、雑巾を強く絞ると空拭きの状態となり、消毒ムラを生じるだけでなく、消毒液が速やかに乾燥して消毒効果が十分に現れません。 |
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| 19−3 感染性廃棄物の取扱方法 |
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感染性廃棄物の処理は分類と収集、運搬、滅菌と消毒、保管、最終処分などに分けることができ、それぞれ関連性を持たして考え、分類・収集については感染性の程度に応じて分類します。(細かく分類するほうが危険防止の立場から好ましい)また、血液の付着したガーゼや注射針は、一般患者のものであっても全て感染性廃棄物として分類することとし、廃棄物を区別せず、不用意に一括廃棄すると感染事故以外にも種々の問題点があるので、院内において廃棄されるものの中から、危険性のあるものをリストアップし、分別して廃棄します。廃棄物用の容器や袋は全体的に統一された色や形で区別できるものを使用し、これを分別して廃棄します。
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表20.医療廃棄物とバイオハザードマークの色と廃棄物用の容器と構造
| 廃 棄 物 |
バイオハザードマークの色 |
容 器 の 構 造 |
| @ 液状、または泥状のもの/血液等 |
赤 色 |
密 閉 容 器 |
| A 固形状のもの/血液が付着したガーゼ等 |
橙 色 |
丈夫なプラスチック袋を二重 |
| B鋭利なもの/注射針等 |
黄 色 |
耐貫通性・堅牢な容器 |
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| 19−4 感染の予防方法 |
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院内感染予防対策は正しいサニタリーデザインを軸として院内における衛生慣行の履行と医療従事者の健康管理が重要管理項目であるが、これら全体のシステムが正常に機能しているかチェックする「環境モニタリング」が院内感染予防の要です。
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表21.環境モニタリング測定項目
@ 温度(室温)
A 相対湿度
B 照度
C 騒音 |
D 換気回数
E 空気差圧
F 気流分布
G 洗浄度回復 |
H フィルターリーク
I 浮遊塵埃数
J 空中浮遊菌
K 表面付着菌 |
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| 考 察、改 善 |
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***感染予防として、空気感染や接触感染を防ぐ意味から環境の清浄度を長期に渡って確保し、汚染源の把握と汚染の拡散防止を、中心に対策を立てます。*** |
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| 19−5 感染源の汚染管理と拡散防止方法 |
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院内感染は手指や器材、機器からの汚染の伝播によって起こると単純に考えがちですが、環境殺菌や衛生慣行の必要性が大切であり、感染予防対策は汚染の拡散防止を中心に考えると成功するが、逆に消毒から考えると失敗します。消毒、消毒と下手に消毒剤を乱用すると、耐性菌を増すだけのことです。
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● 感染源の汚染管理と汚染拡散防止方法の重要管理点は… |
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| @ |
ゾーニングと動線の設定であり、静止的(ゾーニング)と動態ゾーニング(動線)とは常に一体として考え、ゾーン別にカラ一で動線ラインを分かりやすく明示します。動線とは移動するとき、汚染が伝播しないための行動線で、人(患者・医療従事者・見舞い客・出入り業者)の動線と物(清潔品・不清潔品・廃棄物)の動線を設定します。 |
| A |
衛生慣行(マニュアル)・環境モニタリング・改善・教育を定期的に繰り返し行うことで拡散防止対策を行います。
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