ライフ・ステージ病院環境設備システム
ホスピタル・クオリティー・クリーニングにおけるカラーコントロール
ライフステージ:青江 彪
はじめに

 病院は医・食・住を併せ持つ特殊環境施設を形成しており、患者の医療という目的任務を持つ病院という施設に働くスタッフ、また、出入りする外来者、他の施設とは基本的に異なるニーズと問題点を有する中、医学・薬学や医療技術等の急速な進歩に伴って、高品質の医療内容が求められると共に新しい薬剤(抗生物質、免疫抑制剤等)の開発により、重症疾患の患者も容易に治癒させることが可能になりました。
 その一方、患者が免疫抑制剤の投与や大きな手術等で免疫機能が低下し、病気に対する抵抗力が弱くなり、細菌やウイルス等によって感染症を引き起こし易くなっている易感染患者(Compromised host)なる場合が多く、また、医療施設や老人福祉施設において問題となっています。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を中心として、院内感染(Nosocomial infection)の割合が増加する傾向にあります。
 日和見感染(Opportunistic infection)の現状を踏まえて、平成3年7月「医療施設における院内感染防止について」(指第46号)が、今後の院内感染防止対策として新たに適用されました。平成5年度は「院内清掃及び消毒に関するガイドライン」の策定を受けて、私たちの関心事は、(財)医療関連サ一ビス振興会の中でガイドラインに基づく病院清掃の制度化(サービスマーク制度)であり、厚生省は医療環境の整備、認定基準を制定することで、その認定基準に合格した者にサービスマークを発行、マル適マークを有する者は適合する業者とみなします。ただし、既存の清掃基準から考えますとサービスマーク制度の適合は最低のラインです。そして、病院が提示した水準や目的に対して、その目標を達成するための清掃技術と清掃システムについて、複数の企画提案ができるノウハウを所持しなければなりません。
 病院のアメニティ(快適環境)向上に沿って自ら業務改善を行うことで、良質なクオリティー・クリーニングを提供、格別な配慮が必要です。

 

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